有名シェフの料理を知らない人と楽しみませんか?
【日経MJ2017年6月2日版より】
米で前売りチケット型レストラン好評食事会共有するメリット
記事概要
映画や演劇のチケットを予約するように、前売りチケットを購入するレストランが米国にある。フィストリーというサービス。前売りチケット型であるだけでなく、ソーシャルダイニング、マーケットプレイス、スペースシェアなど様々な要素が含まれている。
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紹介している「Feastly(フィーストリー)」というサービス、シェリングエコノミーの一種で、食事版Airbnbと言えます。はじめはシェフの出張サービスだったようですが、フィーストーリーが用意した場所で有名シェフが料理を振舞い、食事をするスタイルに変わったようです。事前にWebでチケットを購入するために当日は決済する必要がないため、レジ機能も必要なく、シェフ側は場所も機材もあるので、料理に専念できます。またユーザーにとっては、有名シェフの料理を食べられるだけではなく見知らぬ人と一緒に食事を楽しむという「ワクワク感」であり、また場所もレストランに限らず、どこかの一軒家だったりガレージだったり隠れ家的な要素も含んでいるために、どんな場所で誰と一緒になるかという楽しみもありそうです。メニューの内容、金額、開催日など、決定権はすべてシェフ本人に委ねられるためシェフの力量にもよりますが、名前を売り出すには良いかもしれません。料理もさることながら、「食事+α」という体験は今までにない刺激があるようです。日本でも流行りそうですね。