アナログとデジタルの融合が世界を変えます!
こんにちは。デジタル・クレストの合谷木です。
今日は、日経MJ6月15日版、ネットライフ面のeビジネス、「ニンテンドーラボ」が示す可能性の記事について解説してみたいと思います。
そもそも、「ニンテンドーラボ」とは何かと言いますと任天堂スイッチと段ボールを組合わせて作った新しいコンセプトゲームの商品名です。日経MJでも「2018年上期ヒット商品番付」の前頭にランクインし販売本数は20万本を超えたヒット作です。段ボールとは何とアナログな事かと思われるかも知れませんが、アナログとデジタルの融合である段ボールとビデオゲームの連動は、ある技術が関与しています。また、アナログとデジタルの融合は世界的に広まっています。
ブログやメールマガジンなどで、度々取り上げているVR(仮想現実)は、デジタル技術の最たるものですがこの「ニンテンドーラボ」のヒットの要因は、アナログ的な段ボールを作成して、それを画面の中で遊ぶ、手作りしたアイテムでゲームが出来る点だとおもいます。そこに使われているのはスイッチの特徴である「加速度センサー」と、「IRカメラ」です。IRカメラとは赤外線カメラの事で、昔からリモコンなどに使われていますね。それを応用して赤外線カメラで読み取ったマーカーを認識してゲームとして反応します。アナログの部材を使っていますが、裏では高度な認識技術を使っているのです。また単純にゲームをするのではなく、自分で考えて操作できるようになる機能も備えていて、創造性が養われる点も見逃せません。
アナログとデジタルの融合は、世界的にSuicaなどに見られるNFCと呼ばれる非接触型の決済方法が主流になっていますが、特にスマートフォンに代表されますが、これを使うにはスマホ単体では使用できませんね。当然、読み取り機が必要になります。そうなるとコストもかかりますが、最近、中国は、敢えて読み取り機を使わず、QRコードを使う事により「電子国家」と呼ばれるようになり発展しました。QRコード決済は、紙にQRコードを印刷すれば誰でも利用できますので急激に発展したのです。デジタルとアナログを融合する事は、機器だけではなく従来のアナログ業界をデジタル化したり、デジタル化したビジネスモデルをアナログに戻すことにより、そこにはビジネスチャンスが眠っていると言えますね。